『わがまち港北2』
著:平井誠二/林宏美
価格:本体1200円+税(1,320円)
『わがまち港北』の発売から約5年、脂ののった筆者が港北区をより深く幅広く掘り下げたのが『わがまち港北2』。林宏美研究員(大倉精神文化研究所)の力も得て、新たな発見を多数盛り込んでいます。
2014(平成26)年4月の刊行後、長い間、入手不可能な状態となっていましたが、最新刊となる「第3巻」とともに、2020年11月から再販売しました。
<本書の目次>
- 口絵(陸前高田でも活躍する、たかたん/20th新横浜パフォーマンスで命名された、かもねくん/鶴見川の和舟を復元した「たちばな」の進水式/初めて作られた大倉山駅の駅舎)
- お読みください(大崎春哉)
- はじめに(野田久代)
- 港北区の町名地図
・シリーズわがまち港北(2009年1月:121回~2013年12月:180回)
- 門松と鎌倉権五郎景政と『港北百話』
- いつまでも楽しく遊びながら
- サクラソウの復活~小机が花盛
- 区役所庁舎も七〇周年~区制七〇周年記念
- カイはケエ?~アカケエの職人技
- ツトッコで大切に~開港一五〇周年は麦酒で乾杯
- ツトッコ農家と仲買人
- 配給は…、もらえるの?~終戦秘話その一二
- 港北の名望家~大日本博覧絵
- 郷土を造る人々~自治功労者を知るための本
- 幻の東京オリンピック横浜会場
- 記念誌から未来を
- お年始に地産の銘菓
- 雪ニモマケズ、風邪ニモマケズ
- 十二年に一度の霊場巡り~その四、稲毛七薬師
- 十二年に一度の霊場巡り~その五、都筑橘樹十二薬師
- 十二年に一度の霊場巡り~その六、武南十二薬師
- 歌を通じて郷土愛
- 校歌の効果はいつまでも
- 戦争体験の記憶と記録~終戦秘話その一三
- 鶴見川からやってきた~土岐源三郎の記念碑
- 舞台は大倉山高等女学校~高野平の物語
- 後日談いろいろ~その二
- 坂の上の研究所~日露戦争と港北区
- 空から希望の光が…~高田の天満宮
- 工場から学校へ~安立電気と高田小学校・新田中学校
- 未来図書館コーホク~さらに豊かな区民文化の創造を目指して
- 区内にあった銀行本店~わが家が石橋銀行
- 震災を語り継げるか~関東大震災の教訓と東日本大震災、その一
- 震災を語り継げるか~関東大震災の教訓と東日本大震災、その二
- 一枚の写真から~夏だ!プールだ!?
- 岸根公園の接収~終戦秘話その一四
- 郷土の銘菓「やまとゆきはら」~横浜と吉良
- 白瀬中尉と神部さん
- 神部健之助と尚趣会
- 加山道之助、そして思いつくままに
- ゆるゆると、ゆるキャラ~その一
- ゆるゆると、ゆるキャラ~その二
- 失敗談~もうひとつの『港北百話』
- 地上の桃源郷~県下四五名勝・史蹟投票
- あたかも闇夜のごとし~若雷神社縁起
- みんなで楽しい子育て
- 下田の自然と幻の新幹線計画
- 海軍気象部と横浜大空襲~終戦秘話その一五
- 海軍水路部の疎開~終戦秘話その一六
- 舞台は大倉山記念館~その二
- 港北区内の名僧・学僧~その一、印融と釈興然
- 港北区内の名僧・学僧~その二、平等通照
- 新羽の岡倉天心
- 舞台は大倉山記念館~その三
- 春の訪れ~河野南蛙さんと大倉山・綱島
- まちの中のサイン~「大倉山さんぽみち」って何だろう?
- 「大倉山さんぽみち」を歩いてみよう!~その一、大倉山駅~鶴見川
- 地区分けから歴史が見える
- 「大倉山さんぽみち」を歩いてみよう!~その二、新横浜駅~鶴見川
- 「大倉山さんぽみち」を歩いてみよう!~その三、菊名駅~新横浜駅
- さんぽみちの寄り道~鶴見川三題
- 「大倉山さんぽみち」を歩いてみよう!~その四、菊名駅~みそね公園
- 「大倉山さんぽみち」を歩いてみよう!~その五、大倉山駅~みそね公園
- 後日談いろいろ~その三
<おまけ>
- 小机城周辺の歴史ロマン(平井誠二)
- げんこつ和尚と人名辞典(平井誠二)
- 大倉山記念館とドラマロケ(平井誠二)
- 大倉山駅誕生クロニクル(林宏美)
- 菊名駅の謎は聞くな?(平井誠二)
<わたしのまち港北>
- わたしのまち港北・小机(今井和子)
- わたしのまち港北区(金子郁夫)
- 私と港北区(倉見志津江)
- わたしのまち港北~だーいす木(中野保子)
- わたしのまち港北~仲手原に港北トンネル(野田久代)
- あとがき(林宏美)
- あとがき(平井誠二)
- (付録2)横浜市港北区関係の参考文献一覧
- (付録1)『わがまち港北』『わがまち港北2』の索引
- この本をつくった人たち
<作者情報>
平井 誠二(ひらい せいじ)
1956(昭和31)年、岡山県生まれの歴史家。専門は日本史。公益財団法人大倉精神文化研究所理事長(研究所長兼図書館長)。
18歳まで育った倉敷よりも、18年間住んだ東京よりも、転居から四半世紀を超えた横浜市緑区よりも、住んだことのない港北区域の文化や歴史に詳しくなってしまった。
大倉山記念館の塔の上に登って写真を撮ったのが自慢。記念館坂から見える富士山が好き。
林 宏美(はやし ひろみ)
1982(昭和57)年、神奈川県生まれ。大倉精神文化研究所研究員。
研究所の創立者である大倉邦彦さんと誕生日がピッタリ100年違いという奇跡の巡り合わせにより、研究所の仕事に運命を感じている。
子育ての合間に、SNSで港北区の新しい情報をチェックするのが、日々の楽しみになっている。
冬の青空の下で見る大倉山記念館と、梅の時期の大倉山の賑わいが好き。
表紙デザイン・イラスト:金子 郁夫(かねこいくお)
生まれ(1947年)も育ちも横浜市港北区下田町。
学生時代から始めた音楽(フリージャズ)と絵との「2足のわらじ」で仕事をし、50代よりイラスト専門で、教科書、雑誌、新聞等で活動している。また「港北まちの先生」でもある。